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みなと(スピッツ)

今日も更新します!

今夜はスピッツ”みなと”という曲について好き勝手語ります。

この曲はどこか懐かしい感じのする曲です。
シングルのジャケットもなんか20世紀を連想させるものでしたし、発売されたばかりに聴いた時も、どこかで聴いたような不思議な感じがしました。
まだまだ醒めないスピッツだからこそ、そういう不思議で魅力的な曲を作って歌えるのでしょう。

曲は全体的に切なくて泣けるメロディです。
特に「すれ違う微笑み達 己もあぁなれると信じてた」という部分はグサッときました。
では、歌詞を見ていきましょう。

船に乗るわけじゃなく だけど僕は港にいる
知らない人だらけの隙間で 立ち止まる
遠くに旅立った君に 届けたい言葉集めて
縫い合わせてできた歌ひとつ 携えて


この冒頭だけでも複数の解釈ができます。
一番素直な解釈は恋人と別れた港という解釈ですかね。
”君が思い出になる前に”の続きみたいにもなります。「明日の朝僕は船に乗り離れ離れになる」という歌詞もありましたし。

他にも震災で亡くなった人を想う歌という解釈もあります。
津波で亡くなられた方を港で思い出しているというシチュエーションということです。
「遠くに旅立った君」=「震災で亡くなった君」という意味です。

「縫い合わせてできた歌」というのも面白い歌詞ですね。
スピッツの曲って、心に響くフレーズを縫い合わせた感じですし。


汚れてる野良猫にも いつしか優しくなるユニバース
黄昏(たそがれ)にあの日二人で 眺めた謎の光思い出す
君ともう一度会うために作った歌さ
今日も歌う 錆びた港で


”ユニバース”とは、宇宙や世界という意味です。
「汚れてる野良猫にもいつしか優しくなる宇宙?」
勝手な解釈をすると、「どんなにみじめな命でもいつしか幸せにしてくれる宇宙(輪廻、あの世を含む)」という意味になりますね。
”謎の光”は「蜃気楼か何か不思議な景色を一緒に見た思い出」とか「一緒に根拠もなく描いた理想」みたいな意味かなと思います。
またネットには「震災で亡くなられた人の魂」という解釈もありました。
どれが正解とも言えません。

「君ともう一度会うために作った歌さ」は「君のことをもう一度思い出せるような歌さ」という意味で、それを思い入れのある錆びた港で歌うということですね。

勇気が出ない時もあり そして僕は港にいる
消えそうな綿雲の意味を 考える
遠くに旅立った君の 証拠も徐々にぼやけ始めて
目を閉じてゼロから百まで やり直す



”消えそうな綿雲の意味”は”命や形があるものはいつかはなくなる”という意味だと考察できます。
「遠くに旅立った君」とは やはり亡くなった大切な人のことなのですかね。
そうなれば「コスモス」という曲がこの曲に近いかもしれません。
”コスモス”はアルバム「花鳥風月」に収録されています。またシングル「日なたの窓に憧れて」のカップリング曲でもあります。

震災の歌という解釈をすれば「目を閉じてゼロから百までやり直す」は「君のことを度々目を閉じて思いだしながら、すべてなくなった状態から元の状態への復興活動をする」という解釈ができます。

マサムネさんは震災の状況を生で見たショックで心の病になったそうです。
そのため、一曲くらい震災の曲を作ってもおかしくないと思うのです。
この記事を書いているうちに、なんとなく震災の曲のような気がしてきました。

すれ違う 微笑み達 己もああなれると信じてた
朝焼けがちゃちな二人を染めてた あくびして走り出す
君ともう一度会うための大事な歌さ
今日も歌う 一人港で


この部分が心に突き刺さったのです。
「すれ違う微笑み達 己もああなれると信じてた」とは”楓”の「人と同じような幸せを信じていたのに」と似たような意味だと思います。
ただ震災という解釈なら「すれ違うこの人たちみたいに君とも笑いあえていたんだろうね。もう君は亡くなったけど」という意味になります。
どちらにしても泣けますね。

”みなと”はアルバム”醒めない”に収録されています。


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