記事一覧

ナサケモノ(スピッツ)

今日も更新します。

今夜はスピッツ”ナサケモノ”という曲について好き勝手語ります。
まず、タイトルですが、「情けない獣」という意味です。
ちょっと略して”ナサケモノ”なんですね。

この曲ですが、共感できるという意味で大好きです。
恋をして、「君のためになんでもやる!意味なんてどうにでもなる!」と思ったところで、まともに何かすごいことをするわけでもなく、さらには気持ちを届けることもできないという情けない状態のことだと解釈しています。

キッチンタイマーやファックスを用いた前奏もやわらかい感じでおもしろいです。
アルバムの中では、泣ける曲やはじける曲もあれば、こういうどっちでもない曲があるのもいいところです。

では、歌詞を見ていきましょう。

憧れたり コケにしたり 愛おしい二文字
君の名前 つけた人は すごくセンスがいい
シベリア猫 ハワイの猫 同じ星みてた
思い出した 翼ひろげ なぜか巡り合う
イメージに篭(こも)らずに届けよう


この”愛おしい二文字”とはおそらく”君の名前”でしょう。
名前ってだいたい二文字だと思いますし。
素敵な君のことだから、名前も素敵に思える。君の名前つけた人はすごくセンスがいい。
とほぼそのままの解釈をしています。

”シベリア猫””ハワイの猫”とは君と僕の例えでしょう。
気候も場所もまるで異なる二人だが、同じ星をみていた。
つまり何か縁があったということでしょうか。
「思い出した翼」はあまりわかりませんが、なぜか巡り合うのです。
「偶然という名の運命で出会ったヘンテコな女神」が会わせてくれたのでしょうか。

本能でさらに強く 伝えたい気持ちがある
これを恋というのなら 情けない獣さ


さて、サビの部分です。
”好き”という気持ちはわりと感情や本能でできてしまうものだと思います。
それでいて「本能でさらに強く伝えたい気持ち」という言葉は見事な表現です。
ただ、気持ちがあるだけですから・・・・ろくに恋ができていない情けない獣です。
この”けもの”という例えも「本能で強い気持ち」にはぴったりです。

足にもなる メシも作る 涙はいただく
ギリリとゼンマイ 巻き上げたら すぐに元気だし

夢中で生きていられた ありがとう


アッシーにもなる、ゴハンも作るし 涙もながさせない
君のためなら少々落ち込んでいてもすぐに元気をだしてなんでもするよ。
君に夢中になることで生きていられたのさ。ありがとう。

こういう解釈をしています。
”涙はいただく”はもしかしたら”同じ涙がキラリ”という意味かなとも思いましたが、前後を考えるとちょっとしっくりきません。

寂しさ消してやる そんな約束したのにさ
ついに叶えられず 逝けてない屍さ
互いの鼻先で 古い傷跡つつき合う
そんな未来描いてた 情けない獣さ


「君に寂しい思いなんてさせない!」と約束したのに、何もできない。
まるで死にぞこないの屍のように情けない。
こういうことですかね。
”逝けてない屍”とは、君を愛することを自分が生まれてきた理由にしたいけど、それができない。かといって君のことを諦めきれない。みたいな意味ですかね。
それとも「殺すに殺せない消えない恋心」を比喩しているかもしれません。

お互いに過去の傷をなめ合うような未来を描いてた。そんな未来も来ない。
そんな自分は情けない獣さ。

こういう解釈をしています。


捨てられてた 部品集め 立ち上がれるなら
イメージに篭らずに届けよう

生まれ変わる前に 鳴らしたいコードがある
やり直しに賭けてる 甘えたオンボロさ
本能でさらに強く 伝えたい気持ちがある
これを恋というのなら 情けない獣さ


なんとか立ち上がって、もうダメだというイメージに閉じこもらないで、君に気持ちを届けよう。

生まれ変わる前に やってみたことがある。

そんな恋のやり直しに人生を賭けている甘えたオンボロな自分。

こういう意味ですかね。


*”ナサケモノ”はアルバム”醒めない”に収録されています。










スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント